愛すべき馬鹿たちへ

競馬は楽しかった

王冠賞回顧ースーパーステションの衝撃、それに伴う限定条件という考え方の導入

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王冠賞が終わった。スーパーステション?誰それ?これが第1の感想。そこまでの僕の思考過程をちょこっと。

 

ベンテンコゾウに3冠取らせないためのホッカイドウ競馬包囲網

自然とハイな流れに

タフ馬場で先行勢サヨナラ

スタミナマン、◎ストーンリバー登場

 

実際ベンテンコゾウの不調も手伝ってこういう流れになった、なんなら1角でわりとニヤニヤしてた、のに、

 

な  ぜ  た  れ  な  い  う  ま  が  い  る  ?

 

それが僕とスーパーステションの出会いでした。全然気にしてなかった女子が実はすごいバンド好きでしかも私服メッチャオシャレってこと高校時代にあったじゃないですか、それでした、顔は中の上くらい。え?個人的過ぎる?とまあそんな感じの馬スーパーステション。ちょっと訳分かんなかったのでツイッターやらサファリやらで検索かけつつレース動画見てお勉強したところ、どうやらこの子もある特定の状況で強さを発揮するタイプのよう。それは①番手で②締まったペースというこの2つ。いやあやられた。そんな馬がいたとは。

 

馬には距離適性なり馬場適性なりがある、というのはご周知の通り、これを使って僕らは馬券になりそうな馬を探すワケですが、スーパーステションのような一歩踏み込んだ条件について僕はまだ全然理解していないんだなあと思わされました、競馬って奥深いなあ。そしてちゃんと一頭一頭馬を見ていかないと分からないことでもあり、常々その辺の不足は感じてたけど今日はホントに身に染みた。ということで某マンガよろしく、限定条件と呼んでみることにした。そういうのをしっかりメモっていければもう少し競馬のことが分かるかも知れない。競馬何年やってんだって話だけどまだまだ足りないなあ。

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そういうことに気付かされた王冠賞でした。ありがとうスーパーステション。これで馬券もっと取れるようになったら一緒にメシいこうな。

マサシゲウィルウィン、砂の舞う馬場

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マサシゲ、ウィルウィン。

4角を綺麗に捌けたとき、もしかして、と思った。そこからはもう心臓ドクドクしっぱなしだった。ゴールした後は泣いた。ありがとうございました。予想は◎サンライズソア、○ヒガシウィルウィンだったけど気持ちは◎ヒガシウィルウィンだったよ。

 

ヒガシウィルウィンはこれといって特徴がない感じだけど、逆に言えば弱点も少なく、器用な馬、良い馬だなあ、そりゃ勝つよね。サンライズソアは思ってたよりも1列後ろでその位置じゃキツイだろうと思ってたけどね、良く頑張りました、もっと強くなりそうね。3着はタガノディグオ、内をディグってやってきた、ディグれんのかいお前。そして▲リゾネーターが4、何回見ても4、スマホを地面に投げつけても4、泣いた。まあディグオがディグったぶんとコワタクが早仕掛けしたぶんかな。え、馬券ですか、そういう話はイイじゃないですか。一つ言うなら重賞でなぜか3連買ってしまう癖どうにかしたい。

 

昨日の夜からなんかテンションが上がってきて今日はわりと沢山馬券を買った。モンベルもちょこちょこ買ったしちょこちょこ取れた、堅いとこなんだけどもね。しっかし門別最終の井上はもうちょっとどうにか出来なかったものか、単7.2倍取れたからイイんだけど。大井はエエカゲンニセイジとツオイガナのおかげでそこそこ稼げた、どっちもそういう感じの名前で笑った。園田も少し買ってたけどそっちはダメダメ、あんまし馬場が掴めないまま終わった、泣いた。

 

大井競馬場がなんか変。3日間連続で同じような馬場を出してくるようなそんな競馬場じゃなかったはずなんだけどな。馬場は高速、ただ昨日よりも砂が舞ってた気はする。あれだけ砂が舞うと後ろの列の人たちは走りにくそう。今日は昨日一昨日ほど逃げバテの人たちは多くなくてラップもそんな感じだったというのももちろんあるんだけど、砂のせいで追走組が後ろからプレッシャー掛けにくいとかもあるのかもしれんね、そういうことを考えたりした。そんな気持ちで買ってたから今日買ったのは、①前々で競馬出来て②持ち時計が上位、ここを気にした。時計で選ぶぶんオッズも辛くなるはずなんだけど重賞日だからか5倍前後はついてくれたからラッキーだった。明日も雨はそんなに降らなそうだしこういう感覚で買おうかな、まあ雨降らなくても急に馬場が変わる競馬場だけに油断は出来ないけど。マサシゲがGⅠジョッキー効果でオッズ拾ってくれないかなーなんて期待しながらまた明日からも頑張りましょう。

 

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p.s. マサシゲ、Twitterでこんなクソコラ作ってゴメンね…

JDD(ジャパンダートダービー)

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七夕賞は◎ファルメッツァ5着、〇ゼーヴィント1着、▲スズカデヴィアス4着、わりと予想していた流れだったがそこに挟まるか、というお馬が2頭。とくにマイネルフロストには痺れた、ああいうペースついて行けるんだね、ソールインパクトも謎だがマイネルフロストの方が謎、競馬は難しい。

11着マルターズアポジー(武士沢騎手)

「見ての通り、あれだけ競られたら厳しい。これも競馬だから仕方がない。」

なんとなく読めてたけどホントにやるのねシルクレーシング脚部不安明けのフェイマスハンドでやるか、まあ脚質的にこっちか…まあそういうのまで含めて競馬、ご当地ヤリ、メモリアルヤリ、人間次第で結果がいくらでも変わるんだからそこら辺までしっかり読み解かないとプラスを出すのは難しいな。とか思いながら土日はプラマイゼロで終了。

 

明けて今週は大井競馬、馬場は高速。1日目2日目とはやあいはやあい。前に行けて平均ペースまでに落とせれば残る、でもみんな飛ばしすぎ、買いにくいレースが続く開催で全然馬券が買えない、買ったらハズす、このサイクル。地味にマイナスになっていて僕は悲しいよ、とだいたいそんな感じでいよいよJDDです。

 

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サンライズソア

〇ヒガシウィルウィン

▲リゾネーター

☆ローズプリンスダム

サンライズノヴァ

 

参考買い目

うーむ。ムズイ。サンプク5頭箱とか?それでプラスになるのであればそれが1番かな。

 

◎はサンライズソア。なかなか器用なタイプ。ある程度ペースが上がっても最後のちょい足も残してるタイプ。大井競馬場にも対応できそうなタイプ。枠的にも前々で運べそうなタイプ。無難に3着までに来そうなタイプ。わりと頭もありそうなタイプ。高校の時に前髪縮毛矯正してたタイプ。イケメンじゃないけどサラッとした服着ててちょっと長身でメガネが似合うタイプ。エッチのときは正常位メインなタイプ。などのタイプ的理由で◎。1番安定感ありそうなので◎。

〇はヒガシウィルウィン。二千経験してる強みもあれば大井のコースに慣れている強みもある。前々で運べるのも良いしJ馬もそこまで強すぎるのもいないしなんとかなるんじゃないですか。サウスですけど母系でなんとか足りるようになってませんか。足りて欲しくないですか。鞍上マサシゲに関してですが、僕がフォローしてる方が「船橋のジョッキーの中で消去法でいくとマサシゲしか残らない」って言ってた、一気に腑に落ちた。ハードな騎乗はしない男だし無理矢理勝ち負けに持っていけるタイプかと言われるとそうじゃない人だけど馬の力はあるし良いんじゃないでしょうか、これからもヒガシウィルウィンにはながーく走ってもらいたいしね。単純に力的に足りるとは思うけども、脳内補正が掛かってる可能性も加味して〇。

▲はリゾネーター。鞍上次第。ロンスパに持っていくことができれば頭。鞍上の人がそんな感じなのかはよく分からない。あんまり良い噂は聞かないけど勝ちに貪欲なのは馬券を買う身としてはまあ悪かない。その辺はよくわらからない、馬的にはいわゆる単穴ってやつかなと。

あとはまあ足りそうなお馬さんたちも少ない。リゾネーターとかと一緒に突っ込みそうなローズプリンスダムに☆打ったけども正直自信はない。△ノヴァは適正なさそうだけど地力でなんとかするかもしれない。まあキャプテンキングとかよりはそっちの方を上げたい、エピカリスの亡霊がうようよしてるけどもう3歳だし変わってるもんだと思いたい。まあ基本線は上三頭でどうにか組む形でやっていきたいかな。ヒガシウィルウィンがJ馬を倒してマサシゲがG1ジョッキーになることを楽しみにしながら観戦します。

 

とりあえず馬券買いづらいから諦めてラップとか持ち時計の見方のオベンキョをしてる。競馬何年やってんだってくらいそういうのが読めないので地力を測るのが苦手です。誰か教えてください、博多でモツ鍋奢りますので。

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譲るなよ、マサシゲ。

七夕賞

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この短冊見て泣いた、やはり南関が最高。ちなみに前回のブログ予想は◎4着でした、泣いた。今日のチューオーケーバは2戦1勝。中京10レースは◎テンザワールドで◎が1着に来たのに撃沈、○マイネルビクトリー2までに届くとしか思ってなかった、極の予期せぬ逃げのぶん隊列が一つズレたのもあるかな。まあなかなかのポジゲー馬場だし一番いいとこを取りに行く姿勢に惚れたから許す。五稜郭ステークスは◎ブラックバゴ○ケンホファヴァルトで◎単勝◎→○馬単2点で全的中、びっくりするくらい(まあ7頭立てなんだけど)展開が綺麗にハマったので気持ち良かった、配当もそこそこついたし土曜日はプラスで終了。2レースしか買わなかったんだけどやっぱり色んなレースに手を出すもんじゃないね、色々食べていいのはバイキングと女の子だけ、この発言スゴくモテそうでカッコいい。中京最終買いたかったけど武がまたお武しそうだと思って辞めた、やっぱりお武だった。最近ずっと調子悪そうで心配してる、鞍上が和田だったら即買ってたレベルの馬だけに武豊ファンとしては少し悲しい。まあ人間だから色々ある、しょうがない。武豊さん、復活待ってます。コーチケーバはほぼプラマイゼロ、お金を入れては出すという不毛な行為を4時間ほどやっていたことになる、この不毛な時間で地球の反対側に住む恵まれない子供達のために何ができただろう。ひとえに買い方が悪い、明日はもう少し絞ってやるつもり。

 

ということで今日の振り返りはおしまい、2度目のブログ予想は七夕賞、結構真面目に考えたけどどうなることやら、まあ丸乗りされるほど有名でもないし気楽に書いていきます。

 

構図としてはマルターズアポジーvsシルクレーシング怒涛の3頭出し、彼らの本線はゼーヴィントだろうし、マルターズアポジーゼーヴィントが勝つようなレースを作っていくと思う。逃げ馬を潰すにはハードに競りかけていかないといけないだろうし、そこらへんは小倉大賞典でハイペース逃げ粘りを見せたアポジーさんなら耐えられると考えて強気に出ていくだろう。ということである程度ハイペースになると踏んで考えていくと、今開催は開幕週で時計が速いこともあり地力勝負の面が強くなっていくので持ち時計とハイペースへの対応力を気にしながら見ていきたい。

 

◎フェルメッツァ

ゼーヴィント

▲スズカデヴィアス

△パドルウィール、バーディーイーグ、おまけマルターズアポジー武士沢

 参考買い目

◎-○▲ 馬連2点 5×2

◎-○▲△ 3連複1頭軸流し10点 1×10

 

◎はフェルメッツァ。1800は2位、2000は4位の持ちタイムがあることと前走でハイペースの中かなりしぶとい走りを見せていたこと、内枠でそこまでロスなく回れそうなことが選定理由。マルターズアポジーがハイペース逃げ粘りを見せていたのは時計がかかる馬場だったので時計の速い今開催ではアポジーが作るペースで中段あたりの差しに向きそうだしここら辺の狙いがちょうどいいと思う。

○はゼーヴィント。まあ基本的にゼーヴィントに勝たせるためのレースメイクにしたいだろうし正直この馬がGⅡ走れるのは反則っぽい。なら◎にしろって話だけど持ちタイム的にちょっと頼りない、気持ちが乗らない、名前がカッコよくない、1人気を◎にするのはカッコよくない、男は常にカッコつけとかなきゃいけない、などの理由で○、頭もあると思う。

▲はスズカデヴィアス。だいたいフェルメッツァと同じ。1800で持ちタイム1位、ハイペースイケそう、ただノリちゃんが乗ってると宗教上の理由があって◎を打てないので▲、頭もあると思うけどノリちゃん次第なところがある。

あとはそういうペースでなだれ込めそうな人たち。前走馬券になってくれたマイネルフロストはスローの時に買える馬だと思ってるので切り、決して丹内から柴田になったからじゃあない。ヴォージュは前の人たちと一緒にサヨナラしそう。アポジー悩んだけどギリギリ残すことがないような、あるような気もするので一応△。

 

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 というような予想でした。気持ち的にはマルターズアポジー武士沢に勝って欲しい、文字列が1番カッコいい、無敗の三冠馬レベルだからずっと名前負けしてる、大阪杯のときはまるたあずあぽじいぶしざわって感じだった。競馬に求めるロマンは追い込み派と大逃げ派で分かれると思うんだけど僕は大逃げ派、1番好きな馬はベタだけどサイレンススズカ。ロマンと馬券は別だからマルターズアポジーに◎は打たなかったんだけどこれで勝ってくれるとそれはそれで嬉しいから馬券外しても喜ぶと思う、そういう二つの楽しみ方が出来るから競馬はやっぱ面白いね。織姫さま、彦星さま、せめてロマンか馬券どっちかは欲しいのでその辺りどうか前向きにご検討頂ければと…

キュンとするまち。藤沢杯

メインレース予想カッコいい、その一心でメインレース予想。

 

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◎ドリームエルダー

前に行く方々

○コスモパープル

アドミラルティ、ペプチドアポロ

後ろから来る方々

▲ファビン、セイントチャンス

 

なんか変な形式ですね。

ドリームエルダーは今回左海乗り替わりで内の方の枠、前が忙しいならイン5、前がゆっくりならイン3あたりは取れそう。前走も結構直線そこまで追えてない割には残ったし鞍上が変わればもう少し追えるのでは。アドミラルティにコスモパープルもいるのでわりかし縦長になればドリームエルダーの席が出来そう、イン差しが上手いのも魅力的。ファビンとアドミラルティが同厩だからファビンはいったん下げそうだし隙間が出来たところにスポっと入れれば。

コスモパープルは前に行く方々の中ではハイペースで残せてる方だし、アドミラルティとペプチドアポロがスローでしか残せていないのもあってペース的に1番向きそう。そういうことで他2頭を下げた。

あとは後ろの方々がどのくらいまで届くか。鞍上も魅力的な方々が多いだけにある程度までは届いて欲しい。ワンチャンヴォルスングも考えたけど距離感的に流石に届かなそう。

 

ファビンがイン5取ってたら諦めます。スローで流れても諦めます。頭までは考えづらいので複系で前系と後ろ系を上手いとこ絡めつつ買いたい、そんな買わないけど。

 

参考買い目◎-○,▲3連複1頭軸流し10点

 

こういうのやりたかった。

 

メインレースを考えるのは楽しい、けどがっつり買うのは怖い。能力差やヤリがそこまで効かないだけに展開ひとつが命取りになりそう。ハマればいいけどハマらなければ即死。考えるだけならタダだしね。

 

気が向いた日はやろうと思います。参考の一粒として気になればヒモとかにどうぞ。

 

 

余談

予想とか書くと本格的に文章がかの有名な某佐藤さんに寄ってしまう現象を体感したこと、皆さんもあると思います。文章に力がある人だからね…しょうがないよね…面白いしね…

川崎の重い後半3ハロンと、距離替えの意義と、ときどきスパーキングレディカップ回顧

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昼休みの後のやけに眠い時間帯、中学の社会の時間に先生がこう言ってたことをなんとなく覚えている。

 

「いいかいみんな、カワサキケイバジョの3,4コーナーは南関で最も角度がきついコーナーだから3角前からコーナーで加速するタイプの人生設計しっかりしてそうな馬は外に膨れて観客席に突っ込んでいくんだ。だから君達ががもし、もしカワサキケイバジョで走る時があればとにかくインで前付けしてなるべくコーナーでいったん緩めるか、前付け出来ないなら腹をくくって溜めに溜めて直線で全てをブチまけなさい。」

 

女の子のこととか部活のことしか頭になかったあの頃にはそんなことがまさか今になって役に立つなんて思ってもみなかった、馬券はなかなか取れないけどレースを見てるとなんとなく雰囲気としては確かに伝わる。

 

今川崎開催の前半2日は良馬場で高速気味、2日目はインチート出現でさらに偏った馬場でアリゲイターにアリガーターしてたりしたんだけどやっぱり競馬は甘くない、2日目の終わり頃から雨、インアウトは馬場の特性ぶんインが良いくらいで、直線、3,4コーナー激重馬場(まあ前回とかも割と近い感覚のときはあった)へ豹変。買いたい馬、ハイペースだと追い込み、スローなら逃げ、みたいな気持ちで買ってた、大概ペース予測か位置取り違いで外した。結局見てると直線が重いからスタート後すぐに無理すると死ぬし、向正面である程度飛ばしてある程度離してないと死ぬし、コーナーで急いでも死ぬという理解をした。上に挙げたカワサキケイバジョの特性がさらに強くなる感じ。要するにヤル気がある馬(ヤリのときはある程度前付けタイプ)が暴れまくる馬場、昨日でいうクラセイジョ。

 

そういう見方しか出来ないと買える馬券にも限りが出まくる(適当にいけそうなのを買っては外した)のでこういうコーナー〜直線にかけて激重のときに使えそうな案件を考えながら見てて、結構距離短縮が使えるんじゃないかと閃いた、遅すぎるという意見には目をつぶってください、なぜなら競馬始めて5ヶ月の素人に産毛が生えた程度の知識しかもってないから、もっと率直に言ってアホだから。そんで距離短縮をお勉強、メリット:走りきるスタミナがつく、デメリット:出足が悪くなる可能性がある、脚を余す可能性がある、e,t,c…ようやく距離替えの意義を頭に叩き込めた気がする、競馬何年やってんだよ。

 

長々前書きがあって自分なりのこういう馬場の時の仮説。コーナー〜直線が重いんだとすると基本的には距離延長⤵︎(飛ばして終いが甘くなる)距離短縮⤴︎(後半を走りきるスタミナ)みたいな感覚が良い。4角からヨーイドンになりそうなお馬の上げ下げに使える。良い例は最終のフロイデシューネルとビッグスター、フロイデは延長で⤵︎、ビッグは短縮ではないんだけれども延長3走目で前走みると粘り切るスタミナがついた頃合いだった。それが外2からでも勝てた理由かなと。あとクロスオーバーもあそこまで粘れたのは倉兼のナイスー騎乗が大半だと思うけれど100mの短縮も一因としてあったんじゃないかなと。

ただ延長も使える時があって、向正面での位置取りを前にすることが出来るという効能はしっかり頭に入れておきたい。あくまで短縮は位置取れる馬(主に逃げ)の能力をプラスに持ってくという感覚で捉えたい。あと距離替えの刺激が効きやすい効きづらいというのもあるらしいのでその辺は馬柱とかレース動画とか見つつ判断したい。

 

そしてその辺を踏まえた上で軽くスパアキングレディイカップの回顧。断然人気のホワイトフーガさんだったけれども、人気の理由を考えるとやっぱりモーニンとベストウォーリアを抑えた前走が効いてたと思う、あれは確かに痺れた、3角でキノコ取ったような加速してたもんね。しかしそういう3角あたりから加速タイプのお馬だとする(僕はそう思ってるんですが全然違うかもしれない、しょうがないアホだから)と、昨日の馬場とはかなり相性が悪い、なぜなら加速したいとこらへんからが激重なんだもの。実際ララベルとタイニーはしっかり前付けしてたしノリちゃんはインに入れて4角まで焦らして激スパートしてた、今度は直線前にキノコ落ちてた、というわけではなくララベルとタイニーが垂れたぶん見た目としては凄まじい加速に見えたんだと思う。その点ホワイトフーガはスタート後に位置取れなかったぶん今回も3角前から捲る競馬になった(エビちゃんもイケると思ったんだと思う)故の4で確かに強い馬ではあるとは思った。あと先ほどの距離延長の件も加わってて直線で持たなくなったんじゃないかな。馬場>馬の強さっていう考えは上位ほどホントに大事にしていきたい。

 

これだけ言うこと言っといてアレだけど僕はアホだからタマノブリュネット+32kgを見て「こりゃドオピングじゃあ」とか言いながら1着に付けたしタイニーとララベルで迷ってタイニーをララベルの上に付けたしホワイトフーガの1.5倍を見てビビって2着に付けたしアンジュは「人気のノリちゃんは切りだから〜」とか言って切ってた。そこは教義的に云々みたいなことをツイートしたんだけどよく考えると断然人気がいるときのノリちゃんは気合が違う、宝塚のゴールドアクターを見たのにこのザマ、全てが裏目に出た。3→2→4のサンタン一点百円しか買ってなかったのが救い。気持ち的には3→2→4→10だったしホントに教義とかじゃなくもう少し考えた馬券を買いたい、むしろ馬券を買わなければいいかもしれない。

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ということで川崎の馬場と距離替えの使い方のメモのためにしたためた記事だったが見返して見にくいニャンって言いそうだし冗長。まあセンスのないユーモアでもないよりはマシだと思っているイタイ人間なのでしょうがない。ユーモアも馬券も向上心が大事、恒常的に口上にしないと攻城出来ずに工場に行っちまうぜ、ウェイヨー。とりあえずミッドウェイファームで坂路調教してもらいたい、お疲れ様でした。

スターホースが負けた日ー宝塚記念2017回顧ー

初めてGⅠの馬券を買ったのが大阪杯、アンビシャスが軸の3連複フォーメーション。初めてのエクセル博多、初めての生馬券、そこで圧倒的な強さを見せたのがキタサンブラックだった。残り1Fで先頭に立ったときにもうこの馬はこの先負けることはないんじゃないかと感じさせるような強さを見せてくれた。南関競馬がメインでいつもJRAにお賽銭をするような収支状況の僕が未だにちびちびJRAの馬券を買っているのも、そんな瞬間を他の馬にも感じたいからかもしれない。

 

天皇賞春の怒涛のハイラップ先行劇はレコードタイムという最高の形で幕を引き(サトノダイヤモンドが3着に来たので馬券は外れた)、その後も追い切りで坂路3本をこなしたサイボーグホースが、まさか11頭立ての競馬で9着なんていう結末になろうとは思ってもみなかった、そんな宝塚記念。僕の初めてのスターホースであるキタサンブラックがそんな大敗を喫した後、30分くらい何もする気が起きず、函館最終でハヤブサナンデダロがハナを切れなかったのなんでだろうとかもそれほど気にならず、その後「キタサンブラック 敗因」でTwitterやらSafariやらで検索かけまくるも納得のいく答えが見出せず、高知ファイナルへの情熱も忘れ、モヤモヤしたまま過ごしていた。

 

それでまあTwitterの相互フォローの方などに話を聞いているうちにようやく敗因が掴めたので、僕の初めてのスターホースが消えた記念に敗因分析をしたためようと思いこの記事を書くことにした。個人的に納得のいくものにはなった。Twitterスゴイ。

 

前置きが長々と続きましたが、ここからキタサンブラックの敗因分析を。

 

キタサンブラックの敗因は次の2つ。どちらかが欠けていればキタサンブラックは頭でゴール線を突っ切っていただろう。

 

①先行ポジションを確保出来なかった

 

アメブロ「悠さんの競馬予想」より抜粋

キタサンブラックの1強ムードですね
まず、逃げか二列目っていうのが前提になているためこれを崩さないと馬券外はあり得ないだろう
そもそもこの馬がここまでのし上がれたのは正確にラップを刻める騎手がいてもちろん能力がなければできない芸当だが後続はペースがわからないから仕掛けが遅れてそこまでのアドバンテージで終了というパターン」

 

これをレース前に書けてるの本当に尊敬します。要はこれまでレースメイク出来るポジションにいたからこそ、あと何mあっても勝っただろうという圧勝劇を繰り広げられただけであって、じゃあポジション取れないとどうなるの、というのが今回の結果。後続に脚を使わせることが出来ず、4角からヨーイドン競馬になったことで全くといっていいほどこの馬の良さが出なかった。まあ内側の人たちも図ったかのように先行してて1コーナー時点でサトノクラウンに勝たせようとしてるのかこいつらと思ったくらいには読めない隊列だった。まあ有力馬が逃げでスルスル、みたいなレースほど謎の逃げ先行が出てくるのが世の常なんだけど、キタサンと同じペースで走って沈むくらいなら入着して賞金稼いだ方が良いんじゃないかという下衆の勘繰りがこの展開を考えられなかった要因かもしれない。まあこういう形になると弱いキタサンブラックちゃんだったけどそれがバレなかっただけ、という解釈がいいかと。

 

 

キタサンブラックの不調

 

でも結局今回はここに尽きるんじゃないかという気もしている。スタートした瞬間に思った、お前、本当にキタサンブラックか?明らかに知っているキタサンの行きっぷりと違った。あのペースならもう1列前に付けれるはずだった。こればっかりは事前情報からは何も読み取れなかった。「天皇賞春でレコードを出したから」これを不調の理由にすることは僕には出来なかった、だって坂路また3本やってるじゃん。ちょっと時計が悪いのも道悪の影響だと思っていた。パドック派ではないからパドックのことは分からない。それにしてもあそこまで行けないとは思わなかったんじゃないか?みんな想像してた?キタサンブラックの3列目、僕は無理でした。2列目もしくは逃げという思考でキタサンを考えると、少なくとも馬券外はありえない。飛ぶ予想をしてた人たちの何人がキタサンの3列目以下まで読めていたかが展開派の僕としては気になるところ。そして伸びない直線、流石に伸びなさすぎじゃないか、前に行って潰れた馬にも先着されてるぞ、どうしたキタサンブラック、というところを片付けるのにもやはりどこかで疲れが残っていた、もしくは精神面で弱っていたところがあったと考えるしかないと思っている。

 

 

まず②が起き、そして内側の人たちの頑張りによって①の状況を作り出せたことによって、キタサンブラックは1人気1.4倍9着という結果に終わったのだと考えた。まあ勝馬の話をちょっとするとサトノクラウンは上にも書いた通りキタサンを後ろから突っつけて角で捲れる理想的な展開がハマったことで1着。それよりもゴールドアクターの2着がたまらなく良い騎乗、スッとキタサンの後ろに入れる、この時点ではキタサンと一緒に行こうと考えてたと思う。で、キタサンがダメっぽいと思ったのかインが空いてたからなのか、スーッと内側に入ってからの4角すぎのワンテンポ遅らせた追い出しが絶妙にハマった、なんならゴールドアクター勝ったかと思った、ノリちゃんカッコいいよ、最高だ。ミッキークイーンはまあいいや。

 

長々と書きましたが、キタサンブラックは僕の中の初めてのスターホースでした。まあスターホースというからにはずっと勝ってもらいたかったし、負けても惜敗であって欲しかった。一度惨敗した馬をスターホースとしては見れないのでまたあらたなスターホース探しをすることにします。展開が向けば無敵だから面子と枠が丁度いいときには頭で買うしずっと応援しようとは思う。

 

こうしてモヤモヤを晴らした僕はギリギリ間に合った高知ファイナルでしっかり撃沈くらいました。明日からは大井競馬、馬場が心配ですがなんとか頑張っていきましょう。それでは。